夏川草介作品 『新章 神様のカルテ』『始まりの木』『スピノザの診察室』は自分にとっての『草枕』

みなさん こんにちは。こんばんは。みちです。

 

今回は、この3連休に読んだ本の話を。

「読書家」と言えるほどではないですが、よく本を読みます。

ビジネス書も読みますが、小説も好きでいろいろなジャンルの小説を読みます。

結構、本の表紙に惹かれて買っちゃうタイプですが。

 

今回読んだのは、『神様のカルテ』の作者 夏川草介さんの作品。

昨年10月に発売された『スピノザの診察室』です。

 

あらずじ、内容はネタバレになっちゃいますし、他の人もブログ等でいろいろ書かれていすので、自分は遠慮しておきます。

 

夏川草介さんの小説は、『神様のカルテ』を読んでから好きになり、『神様のカルテ』シリーズは全て読み、昨年はKindleを購入した際に初めて電子書籍として『始まりの木』を購入し読みました。

 

夏川草介さんの小説は、話のところどころに出てくる言葉が自分の琴線に触れ、心に残る言い回しが多く、何度も何度も読み返しています。

 

特に心に残るところですが、『新章 神様のカルテ』の中、自宅で容態の悪くなった癌の若い女性患者に病院に来るように説得する時の主人公の言葉。

そして、その患者の退院を検討する場で、看護師などに向けた言葉。

何度も、何度も読み返しています。

また『始まりの木』の中で、民俗学者の准教授が日本の神様のあり方、存在を「灯台」に例えて話す言葉。

スピノザの診察室』にも、いろいろ心に残る言葉がちりばめられていました。

これから、何度も何度も読んでみて、その言葉の意味や思いを噛みしめていきます。

 

「読書がストレス解消に良い」ということが言われますが、自分はちょっとしんどいな、と思った時に、『新章 神様のカルテ』を手に取り読んでいることが多いです。

あっ、もちろん『神様のカルテ』の他の話も好きで、読み返していますが、特に『新章』が自分の中では、「栗原一止」の『草枕』のような本です。

また『始まりの木』はKndleに入っているので、通勤時や会社の昼休憩、移動時間などに何度も読み返しています。

 

しかし、夏川草介さん。

小説ではご自身の専門である医療を題材にしていらっしゃいますが、「哲学」「民族学」にも造詣が深く驚きと共に、自分にとり尊敬?崇拝?する小説家です。

 

『始まりの木』を読み、四国八十八カ所巡礼にずっと興味を持っていたのですが、まずはと思い立ち「知多四国巡礼」から始めてみました。

 

スピノザの診察室』を読み、京都の老舗和菓子を今年は味わいに参りたいと思います。

聖地巡礼ですね。

 

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

次回の投稿も起こしいただければ幸いです。