みなさん こんにちは。こんばんは。
みちです。
「落語」が好きで、年に何回か聴きに行きます。
そしてここ数年は、「大名古屋らくご祭」を毎年聴きに行っています。
今年も幸運にも、チケットを手に入れることができ、12月24日日曜日の12時開演の部を聴きに行きました。
毎年、クリスマス、クリスマスイブの時期に開催されるこのらくご祭。
自分たちはまだまだ若造って感じの客層ですが、聖なる日はここ数年、落語仲間の先輩達と過ごしています。
本日の出演は、桂
さん、というラインナップ。
独演会も良いのですが、この「大名古屋らくご祭」は豪華顔ぶれの落語家の方々の噺を一度に聴けるということで、非常にコスパ?!が良いイベントですね。
花緑さんも「『祭り』って、『フェス』ですね」って仰っていましたが、正にそんな感じです。
私が落語に興味を持ったのは、ちょうど15年ぐらい前。
当時、東京に勤務していた際に、よく飛行機で出張に行っていました。
いつもは大体機内では本を読んでいるのですが、たまたま読む本を持ってくることを忘れてしまい、時間つぶしに機内のオーディオ放送を聞いてみようと思いました。
そして、『全日空寄席』のチャンネルに何気に合わせてみたら、立川志の輔さんの落語が放送されていました。
それを聴いたのがきっかけでした。
今までも、テレビなどで落語は聴いたことはありましたが、しっかりと?聴いたのはこの時が初めてかと。
そして、その噺が面白いの何のって。
「親の顔」という新作落語だったのですが、話の内容はもちろんのこと、とにかく志の輔さんの話術に圧倒されました。
イヤホンつけて聴いていたのですが、肩震わせて笑っている姿は、きっと他の乗客の方や、キャビンアテンダントさんから”不気味なやつ”って思われていたのでは。
それからは出張の度に、機内では落語を聴いていました。
落語の魅力は、まずは何といっても落語家の方々の話芸ですね。
人によって様々ですが、やはり師匠と言われる人達は、引き込まれる凄さがあります。
開口一番と言って、開演後まずはお弟子さんが出てきて噺をします。
その後に、その日の主役である師匠が出てきて噺をするのですが、まぁ当たり前ですが、全然違う。
間の取り方、登場人物が目に浮かぶような話し方、そこが凄いのですよね。
そう、目に浮かぶのです、その人達の状況が。
落語の魅力は、その聴いている人が、自分の頭の中に思い浮かべて、イマジネーションの中で物語が映像として展開していくところ、そこが魅力です。
ある落語家さんが仰っていました。
落語家は、ただ話しているだけ、お客さんが勝手に自分の頭の中で、話をイメージして情景を思い浮かべて、勝手に笑っているだけ、と。
確かにそうですよね。
映画のようにその情景を見ているわけでもなく、話しを聴いてその状況を自分の頭の中に映して、笑っている。
だから、ひょっとして、いやきっと聴いているお客さん一人ひとりが、自身の頭の中に思い描いている情景が違っているのだろうと思います。
もちろん聴いている噺は同じなので、登場人物や思い描いているその場の景色は近いものがあるのでしょうけど、各人が思い浮かべている登場人物の顔も服装も、町の風景や部屋の間取りや今風?に言うとインテリアも違うでしょう。
つまり、一人ひとりがそれぞれの情景を思い浮かべて、噺を聴いて勝手に笑っているという状況に魅力を感じます。
人間の想像力って凄いですよね。
そして、なんといっても笑うことで、ストレスも発散できること。
これが、自分にとっての落語の魅力です。
来年もまた、落語会に足を運び、大いに笑ってストレスを発散し、楽しい人生にしていきたいと思います。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
次回の投稿も起こしいただければ幸いです。